予測不能のノンストップアニメ「波よ聞いてくれ」

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概要

このアニメは2020年春、全12話がTV放映されました。

原作は講談社から刊行されている漫画雑誌、月刊アフタヌーンで連載されている沙村広明(さむらひろあき)の同名作品です。

アニメーション製作はサンライズが担当しています。


カレー屋従業員からラジオパーソナリティーへ。

このアニメの主人公は札幌市のスープカレー屋「VOYAGER(ボイジャー)」で働く鼓田ミナレです。

 

ミナレはある日、仕事場で流しているFMラジオから自分の声が流れている事に気づきます。

 

それは前日、飲み屋で出会って間もない地元の藻岩山ラジオ局(MRS)のチーフディレクターの麻藤 兼嗣(まとうかねつぐ)に自分の失恋話をして管を巻いていた声でした。

 

その声を聞いてミナレは麻籐に自分の失恋話が密録されていた事に気づき、その放送を止めるためMRSに乗り込みます。

 

そこでミナレは麻籐に再会しますが、逆に生放送で自分がラジオでしゃべる事になってしまいます。

 

そしてラジオの生放送でミナレは福岡の人間をディスっていたことを謝罪しつつ、元恋人の光男にについて「地の果てまで追い詰めて殺す」と発言するのでした。

 

そこからミナレはラジオの世界に足を踏みいれる事になり、MRSで自分の冠番組を持つことになります。

 

そこでミナレはラジオパーソナリティーとして活動していくのでした。

 

ミナレの語りはキレっキレっ。

このアニメを初めて見た時、次の展開が読めなかったです。

 

おそらく前情報をまったく持ち合わせず見たのが原因だと思います。

 

第1話目の冒頭から山で熊にガン見されていると語りつつラジオの放送を実況している姿は何が始まったのかまったくわかりませんでした。

 

そしてミナレのマシンガンのような長広舌かつ早口な台詞は演じる人も大変だろうなあと思いました。

 

他にもこのアニメに登場するキャラクター達は個性的ですごく光っているのです。

 

その中でミナレは頭の回転が早く、とっさの出来事にも驚かないアドリブ力があるのに、なぜ光男のような男にだまされてしまったのかと思ってしまいます。

 

そこが知恵よりも情が先立つ女の性なのでしょうか?

 

このアニメの原作漫画を描いている沙村広明の代表作「無限の住人」は時代劇でしたが、この作品とはとはまったく違うものを描きながらも現代劇として成立していることはこの漫画家が並のストーリーテラーではないことの証左なのではないかと感じてしまいました。

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