概要
主人公である大学生の金木 研（かねき けん）は、一人の喰種との出会いをきっかけに彼自身も喰種になってしまい、争いに巻き込まれていきます。喰種と人間、それぞれの思惑が交差する壮絶な争いが繰り広げられていきます。
「人間vs喰種」そして半喰種の主人公
主人公の金木は、喫茶店「あんていく」で神代 利世（かみしろ りぜ）と出会います。小説の好みで意気投合した二人は、本屋にデートをすることになりました。
しかし、帰り道で利世が喰種であることがわかり、金木は襲われてしまいます。運よく利世の体に鉄筋コンクリートが落下し、金木は死をまぬがれましたが、病院で目覚めると利世の臓器を移植したと知らされます。
それにより、金木は人間と喰種の両側面をもった存在「半喰種」となってしまったのです。
苦悩する主人公”金木”どちらの生き方を選ぶのか？
喰種の臓器を移植されたことにより、完全な喰種でもなければ人間でもない「半喰種」となってしまった金木。
今まで口にしてきた食べ物は食べられなくなり人肉に食欲をそそられるようになってしまいます。
しかし、人間の心も残っているので「喰種として生きていきたくない、誰かを傷つけたくない」という喰種の自分と人間の自分との間で葛藤が生まれます。
そんな時「あんていく」の店長、芳村“よしむら”とその従業員、霧島 董香“きりしま とうか”に出会い、二人が「あんていく」で穏やかに暮らしている喰種であることを知ります。
この二人との出会いをきっかけに「半喰種」としての生き方を少しずつ考えるようになります。
金木は、自分に人間の部分が残っていることを利用して人間と話し合おうとしますが喰種が言うことを信用してくれるわけはなく、苦悩します。
人間と喰種が殺しあう世界で、「半喰種」となった主人公の苦悩や憎しみが絶えず終わらない争い、世界に必死に抗う姿がありのままに描かれています。
この物語の主な内容は、過激な場面が多いです。
人間と喰種の両側面を持つ「半喰種」となってしまった主人公の苦悩し抗う姿は、どこか切なさを感じるところがあります。
主人公の苦しみがありのままに表現されているからこその心に響く作品。
あなたは、過酷な運命に抗う主人公の姿を見て何を思うでしょうか？
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